【厳選初心者向け】ポケモン 性格補正について 種族値の見方。育成の方法。
ポケモンをやり込みたいと思ったら、まず最初に必要な知識は性格補正、また、3値と呼ばれる個体値、種族値、努力値だと思う。
ではざっくりそれぞれ説明して行く。
性格補正とは
性格補正とは、その名の通り性格によって能力に得意不得意がある。例えば、冷静な性格の場合、ゆっくり考えて行動しているイメージがあるだろう。この場合、ポケモンでは特攻(知能)が高く、素早さ(行動力)が遅いステータスになっているのだ。
冷静:特攻↑ 素早さ↓
この場合、特攻が1.1倍。素早さが0.9倍される計算になる。この1.1倍の補正がとても重要な役割になる。例えば、攻撃特化なポケモンに、特攻はいらない。なのでこの場合は意地っ張り(攻撃↑ 特攻↓)にすると効率的になるわけだ。
しかし、素早さを下げるってデメリットなのでは?と思う人が居ると思うが、素早さを下げる性格を用いられる場合のメリットはいくつかあるのだ。
天候を変える特性を持つポケモン
ポケモンを繰り出した時に発動される特性は、素早さが早い順で発動される。例えばペリッパーとコータスを出したとしよう。この場合、ペリッパーは”雨降らし”、コータスは”日照り”だ。素早さが遅いポケモンはコータスなので日照りが後から発動されて、天候は日照り状態になるのだ。
素早さ種族値的には、極端な例だったが、これが似ている素早さ種族値だった場合は、性格を考えて育成した方に分が出るわけだ。
トリックルーム
トリックルームを発動すると、素早さが遅いポケモンから行動が出来るようになる。なので、これを利用してわざと素早さを下げる戦術が存在する。
また、他にも色々メリットはあるが、こんがらがるのでここまでにする。
説明は以上にして、性格補正値をまとめてみた。
アタッカータイプ
意地っ張り 攻撃↑ 特攻↓
陽気 素早さ↑ 特攻↓
勇敢 攻撃↑ 素早さ↓
控えめ 特攻↑ 攻撃↓
臆病 素早さ↑ 攻撃↓
冷静 特攻↑ 素早さ↓
意地っ張り・控えめはそれぞれ長所を活かしたアタッカータイプ。
陽気・臆病は、長所を活かしつつも、更に素早さを追求したアタッカータイプに分類される。
素早さを下げる場合は”トリックルーム”のように、素早さが遅いポケモンを活かした戦法で使われたりする。
耐久タイプ
腕白 防御↑ 特攻↓
図太い 防御↑ 特攻↓
のんき 防御↑ 素早さ↓
慎重 特防↑ 攻撃↓
穏やか 特防↑ 攻撃↓
生意気 特防↑ 素早さ↓
二刀流型
寂しがり 攻撃↑ 防御↓
やんちゃ 攻撃↑ 特防↓
おっとり 特攻↑ 防御↓
うっかりや 特攻↑ 特防↓
せっかち 素早さ↑ 防御↓
無邪気 素早さ↑ 特防↓
全体的に防御・特防を落として、そのかわり攻撃・特攻・素早さのいずれかを取るスタイルだ。
性格補正なし
頑張りや きまぐれ すなお てれや 真面目
上記の性格には、補正が含まれていない。この場合、どの能力も落としたくない場合に用いられることがある。
個体値
「HP」「攻撃」「防御」「特攻」「特防」「素早さ」
上記の6つのステータスに、それぞれ設定されているポケモン毎の値である。例え、同じ種族のポケモンであろうとこの数値は異なっていく。
個体値は全部で0~31の段階で設定されていき、数字が大きくなればなるほど能力値が高いモノとなる。0と31では、実数値にして「15」も違いが現れる。
また、32進数で数えられる場合があり、この時31にあたる文字に「V」で表されることから、MAX31の値を「V」と呼ぶ場合がある。
例えば、31-22-31-22-31-22(H-A-B-C-D-S)
上記の場合31が3つあるので、3Vと呼ばれる。
孵化で強い個体値のポケモンを量産したい。また、個体値が高いポケモンを捕まえたい!そんな場合はコチラの記事をどうぞ。
努力値
努力値とは、ポケモン毎に「基礎ポイント」と呼ばれるステータスがある。これらのポイントは各能力につき、最大252ポイントまでためることが出来る。だが、合計数に限りが設定されていて510ポイントまで振ることが可能なのだ。
また、個体値が奇数の場合、最初の4ポイントで実数値が1上昇する。その後8ポイントを加えることで実数値が1上昇していくことになる。偶数の場合、最初から8ポイントでないと能力が上昇しない。
例えば HP252 攻撃252 素早さ4
この場合、HPと攻撃に最大限、残りポイントを素早さに4振った形となる。
合計が508。上限は510だが残り2ポイントでは能力が上昇しないためこの形となる。
まとめ
8ポイント=能力1上昇
4ポイント=奇数の場合、最初のみ1上昇
最初のみなので注意。2上昇させる場合は12ポイント必要ということだ。
努力値の振り方についてはこちら
種族値
種族値とは、ポケモンの種族毎に設定されているステータスである。
例えば、コイキングの場合…
HP20 攻撃10 防御55 特攻15 特防20 素早さ80
といった様に、個別で種族値が設定されている。
詳しい他のポケモン種族値については下記リンクを参照
実数値の計算方法
ここまで、全て覚えてきたのならついには実際に計算をしてみよう。
ここでは、対戦で基本ルールとなっている「Lv.50」制度を中心と考える。故に、実数値は常にLv.50時点のモノを算出することを目的にする。
実数値は、種族値に決められた数字を足すことで計算出来る。
HP75 それ以外20
実際にコイキングの種族値をベースに計算してみる。
HP20 攻撃10 防御55 特攻15 特防20 素早さ80
6Vの個体を想定し、この場合…実数値は
HP95 攻撃30 防御75 特攻35 特防40 素早さ100
となる。
また、ここに努力値を加えることで…
今回はH4 A252 S252(HP・攻撃・素早さ)
252で(4÷4)+(248÷8)=32
HP96 攻撃62 防御75 特攻35 特防40 素早さ132
となる。更に性格補正を加えてみよう。
意地っ張り(1.1倍攻撃↑ 0.9倍特攻↓)
HP96 攻撃68 防御75 特攻31 特防40 素早さ132
こうなるのだ。
この計算については、知っておくと色々便利なのでぜひ覚えておいてもらいたい。
また、手軽に計算できるようなツールも存在しているので紹介しておく。